ぼくたちは難しい子育てなの?

発達障害兄弟の育児記録。名称等は全て架空のものです。

なぜちょっかいを出すのか

 

児童発達支援センターから

保育所等訪問について連絡があり

11月から開始のため

10月に担当の保育士さんが保育園へ見学に来られることになった。

それまでに保育園にちゃんと通えるようにしなくちゃ…

 

今日は、下の子のぱんだっこ教室のため

お兄ちゃんになんとか保育園に行ってもらいたい。

 

どうして行きたくないか理由は聞いた。

お友達に何か言われたり、されたりするのが嫌なのだ。

でもその発端はお友達ではない

A太が先にちょっかいを出すから発生する事象だ。

 

『なぜちょっかいを出すのか』

①ひまだから

②仲良くしたいから

選択肢をたくさん並べて聞いてみた。

 

「SOくんは②、他のお友達は①」

と言う。

『そうだよね、SOくんと仲良くしたいんだよね』

 

「ねえママ、ちょっかいってなに?」

え、さっきの回答はなんだったんだろう。

ニュアンスは伝わっているような気がするのでその質問は放っておいた。

 

もう一つ質問した。

 

『なぜいたずらするのか』

①お友達が嫌だから

②先生を怒らせたいから

③ママを困らせたいから

これにもいくつか選択肢を並べた

 

その答えは

「やりたいから」+「ママが笑うと思ったから」

と言う。

 

・・・

 

「やりたいから」。

いたずらしたい気持ちを抑えられないのは

 これまでのA太を見ているとよくわかる。

いたずらしたい気持ちを、彼は抑えることができない。

つい手が出てしまうのは、彼の特性だ。

本人にはどうにもできない。

 

「ママが笑うと思ったから」。

刺さった。ぐっさり。

 

ママ笑ってないよね。

ごめんね、笑えないんだ。

心も顔も拒否してる。

 

 『そっか、ママが笑うと思ってたんだね。』

と彼の回答を受け止めた。

 

話せてすっきりしたのか

A太は、ぱんだっこの時間だけ保育園に行くことを

承諾してくれた。

 

 

遅れて行ったB太のぱんだっこ教室は今日で5回目

ぐずぐずで教室に入りたがらなかった。

そんな子はひとりもいなかった。

 苦労して来たけど、すぐ帰りたかった。

来なきゃよかったのかな…

その答えは、誰も教えてくれない。

わからない。

一人で悩むしかない。

 

 

保育園の園長先生や主任の先生が

発達障害に関する資料をプリントしてくれた。

「図書館の本をいっぱい借りてきて読んでるんですけど

どれから手をつけていいかわからなくて困っていたので

まず頂いた資料からやっていこと思います」と話した。

 

担任の先生が

「お母さん、もう本は読まなくていいですよ」

と言った。

 

家に帰って泣いた。