ぼくたちは難しい子育てなの?

発達障害兄弟の育児記録。名称等は全て架空のものです。

スイッチONのきっかけ

7:29 起床

8:00を過ぎてもごはんを食べないので

「8:10になったら(ごはんを)片付けるよ」と言ったら

スイッチON

 

「家出てってやる、ぼくが死んでもいいんだね」

 

というので

 

「早く食べてね」と言って

私は洗面所に逃げ込んだ。

 

おかわりして食べ終わり

そのあとなかなか着替えない。

 

9:00を過ぎても着替えないので

「もう、行く時間だよ」と言ったら

スイッチON

 

「家出てくよ、死んでいいんだね、血が出てもいいんだね」

 

というので

 

何も言わずに

私はトイレに逃げ込んだ。

 

どんな顔をして一緒にいたらいいか

私にはわからなかった。

 

トイレから出ると

部屋の中は、A太の吐いたツバだらけだった。

 

ツバだらけの床を拭いたら

9:30になったので

園に遅れると電話した。

「10時に行きます」

 

やっと準備を始めた。

着替えたのを褒めてあげられなかった。

笑顔を作ることはできなかった。

 

「1:30に迎えにきて」といわれたけど

「できない」と答えた。

 

いつキレるかわからない

いつも緊張している状態だった。

 

とても苦しくて

抑えられなくて

 

私にはこの子を育てられない。

 

キッチンでわーわー泣いた。

ごはん事件

12回モニタリングがあった。

2の発表会の練習があったからか

安定して落ち着いて過ごせたようで、

不適切な場面や、大きな事件の報告はなかった。

 

A太は、新しい事や、忙しいのが好きだ。

いつもと同じは退屈、暇が嫌い。私と同じだ。

 

 

2月のモニタリングの日。

 

この日の午前中は別のクラスの劇の練習を見ていた

11:00 担任のI子先生が休憩中

並び順はA太が1番前の子よりも前ということで0番

1番は見るからに悪ガキなNくん

見た目で判断するのは良くないと思うけど

Nくんはサイド刈り上げで後ろ髪は腰くらいまでのロン毛

お母さんもタトゥーが入っていて少し近寄りがたい。

男らしい言葉遣いのNくんのことを、A太はリスペクトしていた。

 

お昼ご飯の前に、トイレに行くのに順番に並ぶ。

A太とNくんの二人が並ぶと、じっと待ってなんていられない

トイレで騒いだり、教室に戻って椅子たおす、ける

もう一人の担任の新人M先生に怒られる

さらに調子に乗る

 

A太は頭の上にお茶碗のせてごはんをひっくり返した

拾おうとしてティッシュをのせたその上からA太が足で踏んだ

 

不適切が続いた

 

A太が一度、強く怒ると

怒りが収まらなくなる

 

「おまえたちもやれ」と

A太がクラスのみんなに暴言を吐いた

 

新人のM先生や訪問支援のS木先生に指摘されても

A太は動じなかった

 

I子先生が不在だったから起きてしまった出来事だった。

 

悪い状況を作ってしまったのがいけなかった。とS木先生。

 

「そのような状況になると

A太くんだけでなく、ほかの子もふわつくことがある。

しかし、普通の子は「あ、おこられるな」と察知し、

行動をセーブできる。

 

A太くんの場合はセーブできない。

相手によってはエスカレートする。

ヒートアップする。

 

その時の接し方としては、

 穏やかに接する、でも許さない

 差し障りない言葉で納得させる

 言い返してきたらふーんと相槌する

 

とにかく安定して過ごさせること

不適切な環境(M先生との環境)をつくらない

 

ほかの子も小さい悪いことはしているが

A太はヒートアップしてからが難しい

 

言いなりはだめ

いちいち触れない

無視する

要求は通さない」

 

気持ちをセーブさせるために

外へ出て散歩して落ち着かせた

落ちたご飯をひろうことはできた

 

A太の不適切な行動。

 

そのせいでほかの子や先生方に迷惑をかけてしまったけど

伝えたかった困り具合がやっと伝わった気がして、嬉しくて。

「先生、わかってくくださってありがとうございます」

電話越しで泣いた。

 

私はひとりじゃないんだって思えた瞬間だった。

 

わかってくれる人がいる、

どうしたらいいか一緒に考えてくれる人がいる

 

ひとりで考えてるのは

思っていた以上に辛いことだったことに気が付いた。

 

課題はまだまだ多いけど、

久々に得た安心感だった。

今日もまた謝罪。

昨日の件、大変申し訳ありませんでした。

 

相手のお子様とご両親様にも本当に申し訳なく思っております。

 

本人へは先生から注意いただけているとのことでしたので

本件についてきつく叱ることはしていませんが

それとなく話をしてみました。

 

最近のAは、お友達とうまくいっていて

保育園も楽しく通えていて

家でも工作をしたりお手伝いをしたり

笑顔も増えて、とても調子がいいので

今回の件は、驚きました。

習い事をはじめたので、それが原因かなとも思いましたが

嫌なら嫌と言いますし、好きで通っているようで

うまくそちらで発散してくれていて

最近は家に帰りたがらないことがなくなり

習い事を始めてみてよかったなと思っていたところでした。

何か嫌なことは特に無いようで

よくよく聞いてみると

ーーーー

「なかま」は何をしてもいいけど

「なかま」じゃない人が

Aのルールに反することをしたら許せない。

(片付けない、おもしろくないことをする等)

変なおじさんに会った時に倒せるほうがいいから

目をつつく等、やっている。

ーーーー

という独自ルールができているそうです。

自信満々に話していました。

実は、少し気になっていたのですが

大好きなお友達とうまくいっているので

少し調子に乗り始めたのではないかな

と心配しています。

 

独自ルールに対しては

「なかま」と仲良くするのはいい

「なかま」じゃない子と仲良くしなくてもいいけど

やさしくしようね。

(↑「暴力はよくない」と言っても「そのほうがかっこいいよ」と伝わらないので言いかえました。)

と話しました。

もう一つ、気になるのは「弟のBへのあたりが強い」ことです。

頻繁に起き、家庭内のことなので目を瞑るようにしていたのですが

他のお子さんにも同じようにしている、となると

もう少し家でも注意した方がいいでしょうか?

なぜそんなことをするのか聞くと、

「じゃまだから。でさ、…」と言って、すぐ話をそらそうとするので、後ろめたさがあるような気がします。

 

先生はお友達付き合いのプロだから

教えてもらうんだよ。と話しています。

私も教えていただきたいです。

スコップ事件

お迎えに行くと

園長先生が物凄い剣幕でしてこちらに走ってきた。

 

Aくんが、年少の子のおでこを

スコップでなぐりました」

砂場で遊んでいて

その子が片づけをしなかった

という理由で、殴ったそう。

先生が止める間もなくやったそうで

家でストレスになっていることはないか

最近変わったことはないか聞かれた。

 

家での様子は、特に変わったことはなく

むしろ調子は良かった。

風邪をひいていたので

週末は家でゆっくり過ごした。

テレビ見すぎたかな?くらいしか

思い当たる点はなかった。

 

「お母さん、しっかり叱ってますか?」

園長先生に言われた。

「本人の気持ちは受け止める 

 でも

 暴力はいけないよ たたくなぐるけるはダメと

 きちんと伝えてください」

 

毎日、声が枯れるくらい叱っているけど

このお母さん注意しないんだろうなって

思われてるんだろうな。

 

母親失格って言われている気がした。

 

人から怒られるって

ものすごく落胆するし

ものすごく疲れる

沈む。

沈みすぎて

ちゃんと叱れていないかもしれない

叱るのにもエネルギーが必要だし

そんなエネルギーは私にはなかったし

それがたとえ我が子であったとしても

誰かを叱るような威厳とか資格とかない。

 

そもそも叱るってなんだろう。

叱ると怒るの違いって何だろう。

私がやっていたのは「怒る」だったのかもしれない。

ちゃんと叱るってどういうことだろう

もしかしたら私は一度もちゃんと叱れていないのかもしれない。

 

怒るのは自分のため

叱るのは相手のため

 

怒りは感情

叱りは愛?

 

相手のことを思ているからこそ叱るのであって

自分の感情に任せているのは怒り

ということは叱ることに怒りは伴わない?

そっか、私は感情をぶつけていただけなんだ。

それじゃだめだ。

 

 

モニタリングの日

訪問支援 S木先生から電話があった

「トラブルなかったですか?」

いつもトラブルなのでなんて答えていいかよくわからないのが本音。

おろおろしていたら先生からの怒涛の報告があった。

 

ーーーーーーーー

 

朝の会では変わったことはなかった

そのあとフルーツバスケットをしたけど変わったことはなかった

次は自由遊び

玉おとしを何人かの男の子をしていた

     取り合いになった

     転がす玉は4つ

     部品は二つ

     二人友達が入る

     言ってることが通じなくなってきた

     手が上がる(顔変わる)

     怒り始める

     ↑「先生に言うといいよ」と伝えた

「先生帰るね」というと怒りテンションが上がる

場所を変え、

遊戯室でA太が「家に帰る」といいバレーシューズを投げる

手を握ると嫌がる

↑場所を変えるとクールダウンできた

 

遊びのときは

 トラブルにならないように注意したり

 足りない部品を揃えたり

 先生の近くにいさせる

 

怒り 

 いちいち悩まない

 どこでスイッチが入るのか

 入る前に止めるように

 遊びの前に間に入る

 

家では

 園でのことをぶり返されてもよくない

 とにかく褒める

 暴言を問題視しない

 いいところを褒める

 ほり起こさないように

 

次回1/8.1/23です。

 

ーーーーーーー

 

電話がぷすっと切れた。

聞いてるだけでどっと疲れる内容。

デメリットばかり心に残ってしまい

肝心のポイントが頭に入っていかない。

やらなきゃと思うけど

実際にその状況になったらそれができるのか

不安が先行して体が動かない。

悩んでもしかたない

ひとつずつやってみよう。

まずは私が冷静になろう。

いまの状況をしっかりと把握しよう。

 

 

担任のI子先生が、

B太くんに何かしたらママに言うようにしましょう

園では先生、家ではママ

やり方を園と共通にしていきましょうと提案してくれた。 

 

 

いまは私ひとりじゃない

協力してくれる人がいる

助けてくれる人がいる

がんばらなきゃ

がんばれ私!

 

 

保育園が一番好き?

A太がSOくんと仲直りした。

SOくんが大事にしていたおもちゃをなくし

A太が見つけたからだ。

 

ーーーーーーー

 

いつもお世話になります。

 

Sくんとの仲直りをきっかけに

他のお友達とも仲良く過ごせているようで

「ほいくえんにもっといたい」

「ほいくえんがいちばんすき」

と言うようになりました。

お友達は偉大ですね。

先生方の日頃のお力添えに心より感謝いたします。

 

そして、嫌がる日も頑張って通った本人を

いっぱい褒めてあげたいと思います。

 

まだまだ困った点は多いと思いますが

これからもよろしくお願いします。

 

ーーーーー

 

急だった。

SOくんの周りのお友達も

A太と一緒に遊んでくれるようになり

異常なほどのリア充感。

 

嫌な予感がした

 

あの子はそんなに器用じゃない

SOくんと仲良く居続けられるはずがない

 

A太は調子に乗っている

きっと乗り過ぎてしまう。

 

あの子は私にそっくり

 

楽しくてうれしくて

つい背伸びしてしまう

それが行き過ぎて

度が過ぎて

 

そして

嫌われる

 

 

発達支援センターの先生と相談

・できたところはもっとほめる

 いいところはどこか考える

 ママにわかってほしい時期⇒うまく表現できない

 思ってることは伝わる

 

・家で安定して過ごすことが目標

 事前に知らせておく 時計マーク

「途中なんだね、やりたいのわかるよ」約束だからね

「守れたね、嬉しいよ、助かったよ、えらかったね」

 肯定的に「頭いいね、できるよ」

 

・ママと関わりたい。認めてほしい

 困らせて目を向けさせたい

 

・やってくれた時にしっかりほめる ありがとう

 他の児発にB太くんを預ける必要ある?

 A太くんは母子で?送迎のみは?

 

・ひざに座って好きな話をする

 スキンシップ、抱っこしたいから家に帰ろう、

「いつも頑張ってるね」「ママ抱っこしたいんだけど」

 

 

・よくないことをしたときの線引きは大事

 理由があったら受け止める

 あえて知らんふり 離れた場所で(見ているのばれないように)

 時間たってからやらせてみる

 できたらほめる

 

・約束する

「用事がない日はおうちにはいります」

 家に帰ったらすぐ抱っこの時間

 

・先に先に伝えておく

 本人が見通しをもってできることを増やす

 いいところをいっぱい言ってあげる

 抱っこしてあげる