ぼくたちは難しい子育てなの?

発達障害兄弟の育児記録。名称等は全て架空のものです。

お守りの紙

つばをはく、ける、なぐる、タオルをふりまわす

 

お迎えに行くと、SOくんと激しく戦っていて

A太が殴り掛かるところだった。SOくんは怒っていた。

昨日、寝るのが遅かったのもあり、やばいかなと思ったら

やばかった。

 

今日は8回目の結婚記念日だった。

 

A太は、朝、腹痛を訴えた。

帰宅後も、腹痛あったらしい。(空腹だったのかも)

 

SOくんRくん、Kくんから

おやつの時間に「トイレにいけ」と言われたらしい。

 

A太がたぶん何かやったのだろう。

A太はSOくんが何かしてきたという。

対応方法がわからなかったのだろう。

A太もやり返して戦いになったんだと思う。

 

明日は休む、あさっても行きたくないと言う。

 

A太にお守りの紙を渡した。

①「やめて」と言われたらやめる

②なにかされたら先生に言う

③ほかの友達と遊ぶ

 

「困ったときはこの紙をみたらだいじょうぶ」と

名札に小さく折って入れておいた。

 

 

ほんとはもっとやるべきことがあるのはわかっていた。

お守り?子供だまし?

そんなのわかっていた。

でもこうするしかなかった。

 

じゃあ、どうすべきか。

愛情がないわけではない、

愛がなければここまでできないはず。

私がA太を受け入れる心と体のスペースがないのだ。

 

A太はママに甘えたい

一人で甘えたい

素直に話したい

ゆっくり休みたい

A太には愛されている自覚と安心と休養が必要だ

彼は枯渇して疲弊している

私にはわかっていた

それにはママ(=私)が必要なことも。

でもできなかった

 

原因は2つ。

 

ひとつめは次男B太の問題。

B太は究極の甘え上手だ。

生まれながらにして愛されキャラで、

通りすがり人からさえも愛される。

白くて丸い笑顔を絶やさない。癒しキャラだ。

B太を見る目は誰でも自然に笑顔になってしまう。

そんなB太を弟に持つA太がかわいそうになるくらい

二人は性格が違う。

A太は人見知りはしないが太と比べると甘え下手だ。

B太がいると、A太はママに甘えることができない。

B太は膝に座るのが上手過ぎる。そしてB太は順番がわからない。

膝の取り合いで、殴り合いの喧嘩になってしまう。

それはみんなのストレスになっている。

でもパパに助けを頼むことはできないし、

A太が家にいる時間は必ずB太がいる。

太はママに甘えられない。

 

ふたつめは私の問題。

A太と私はとても似ている。

好奇心旺盛で、いろんなことに興味がありすぎて

昼寝をする間も惜しいタイプ。

何事も加減が出来なくて、ついやり過ぎてしまう。

お互いがそんなタイプなので

活動するときは気が合うけど

一緒にいると刺激しあってしまうので

お互いに休めない。

私が一歩引くべきだけど

私が一歩引く余裕がない。

太はママの隣で安心して休むことができない。

 

そんなわけで

Aに必要な愛と安心と休養を

与えられないから

まずは形だけ取り繕っている

そんな感じです。

 

幸いA太は

視覚優位のモノで満たされるタイプなので

形あるものの存在も重要。

お守りを持っているだけで

少しは安心感を得られますように。

 

結婚記念日だったこととか

もうどうでいい。