ぼくたちは難しい子育てなの?

発達障害兄弟の育児記録。名称等は全て架空のものです。

自傷行為「なんでわからないんだ」

とにかく叱ってばかりだったことを反省し

叱らない育児を意識するようになったら

いろんなことを話してくれるようになった。

嬉しい。

 

叱らない育児は

この子たちに合っているような気がする。

 

あれこれ叱らなくなって、

私のストレスも少なくなっている気がする。

 

病気ではなく、障害。

一生治らない障害を

受け止めるのは苦しいけど、

 

障害=ハンディ

 

ハンディは乗り越えるもの。

そう考えると、やる気が出る気がする。

 

叱るのをやめて冷静になってみると

少しずつ分かってきたような気がしたが、

気のせいだった。

 

 

寝る前の出来事だった。

 

A太『くびにまくやつがほしい』

私「おでかけに使うから、

お風呂上りにあれは使わないよ」

A太『「あれ」って何?』

私「首にまくやつだよ。いまその話してたじゃん」

A太『そうか…』

泣きながら自分の頭をグーで叩く。

A太『なんでわからないんだ』

 

暑い日は、通園時に

首用アイスノンを使っている。

それを寝るときに使いたいと言う話。

 

自分から話しているのに

話している途中に、何の話かわからなくなってしまったA太。

 

普通の子でもこういうことがあるのか?

発達障害だからなのか?

まずそこがわからない。

 

 

認知機能(聞いたことを記憶する)が

偏っているからこんな事が起きるのかな。

痴呆症とは似ているのかな。

 

A太と会話していると

「頑固なボケ老人」と話している感覚に陥る。

(言葉失礼でごめんなさい)

 

誰も教えていないのに、

自分で自分の頭を叩いて自分を責める行為。

 

そんなこと、やらなくていいのに。

どうして?どうして?

 

私には、

ただ抱きしめるしかできない。