ぼくたちは難しい子育てなの?

発達障害兄弟の育児記録。名称等は全て架空のものです。

叱ってばかりの子育て

 

 

長男A太は望まれた出産で

予定日当日に自然分娩で生まれた。

 

その瞬間から

私の生活は予定通りじゃなくなった。

 

視線は合わないし

抱っこや添い寝を嫌がった

母親のことは嫌いなんだと思っていた

 

母乳➕ミルクでも足りなくてギャン泣き

昼寝もしないし夜も起きる

寝不足の私はいつもイライラしていた

 

とにかくよく動き、家の中を走っていた。

どこにでものぼろうとする、そして転倒。

顔には傷が絶えなかった。

 

お店に行くと商品をなぎ倒し

ベビーカーがしょっちゅう横転していた。

児童館に行くと他のママのバッグをあさり

お散歩に行くと落ちている空き缶やペットボトルに口をつけて飲もうとする

子連れでお出かけはほとんど出来なかった

 

どうして

やめてほしいことばっかりするんだろう。

 

子育てはつらい。

 

笑って話せる日なんてくるんだろうか?

思い出すと涙が出てくることばかり。

毎日毎日、朝から寝るまでずっと怒って叱って怒鳴っての繰り返し。

本当に疲れる。

 

A太は、そんな鬼のような私でも

いつも「いいよ」と許してくれた。

時には泣きながら。

 

何で怒られているのか、

何で泣いているのかも

きっとわからなかっただろうに。

 

こんなに小さな子どもを叱って

ひどい母親かもしれないけど

子どもがやることがひどいからしょうがない。

私だってつらいし、傷ついている。

そう思っていた。

 

私は間違っていた。

彼は悪くない。

すべては障害のせいだった。

 

そのことをちゃんと理解するまでに

時間がかかり過ぎた。

 

どれだけ謝っても足りないかもしれないけど謝らせてほしい。

ごめんね。

ごめんね。

今までずっと叱ってばっかりで

本当にごめんね。