ぼくたちは難しい子育てなの?

発達障害兄弟の育児記録。名称等は全て架空のものです。

カウンセラー仲間と

Kさんは、ハローワークにお勤めで

産業カウンセラーの実技講習で出会って

再就職の相談をしたりと

ときどき連絡をとっている仲だ。

 

3人のお嬢さんがいる。

一番下のお嬢さんが、

うちの長男Aと同い年で、

ベビーカーを譲ってもらったり

子育てアドバイスをしてもらったりと

頼れる先輩ママでもある。

 

いまの状況になって

ぱっと思い浮かんだのがKさんだった。

「たすけて」そんな思いだった。

隣県の方なので、

気兼ねすることなく

息子たちのことも夫のことも

こんな状況でパートを始めようとしていることも

全て話した。

 

「それはとてもストレスだと思います」

丁寧な口調で彼女は答えた。

 

お嬢さんのひとりが

学校に行きたがらなかったこととか

どんな習い事がよかったとか

できると自信がつくようになって

学校に行けるようになったとか

色々アドバイスをくれた。

 

「鬱は甘えだと思う」

厳しいことも優しいことも

まじめな彼女なりの意見をくれた。

 

「さとうさんはがんばり過ぎてしまうから

 もう少しいけそうだな、と思ったら

 やめておいてください」

他人って、どうしてこんなに優しいんだろ。

 

「濃厚すぎる毎日を楽しむようなつもりで頑張ります

 平凡な毎日じゃつまらないですからね。」

彼女を心配させまいとして

そんな強気なことを言って別れた。

 

次に会うときは

楽しい話がしたい。